よく行く代々木のラーメン屋さんでジュディーアンドマリーがかかってました。中学、高校でバンドをやっていた同級生が好きだったなーと思いながら食べてました。ジュディアンドマリーは好き嫌い関係なく、曲がものすごくキャッチーだから耳を塞いでいても入ってきて頭に残ってしまいます。次から次にかかる曲を聴いていて、あー知ってる、あー知ってる。
今日は明後日がリミットの藤井くんのCD盤面の最終チェックをミッキーとやり取りしていて、空いた時間はジュディアンドマリーの動画を見ていました。何個目かに見つけたのが上の動画です。このブログを見ている友達や何か検索して見に来た人はアホカーと思うかもしれませんが、いい曲だと思いました。ウィキペディアを参考にしてみると、上の動画はデヴュー前のライヴでギターは藤本泰司という人のようです。まず何ともいえないものすごい熱量が伝わってくる演奏がすばらしいと思います。メタルギターとリズム隊が歌を邪魔せず本当に有機的に合わさっています。当初はメジャーデヴューが目的だったようですが、YUKI以外のメンバーはポリスがそうだったように相当経験豊富で、動画で見られるとおりカワイイ声の歌と相反するような演奏はだから可能だった。TAKUYAに代わってからの下の動画はMステ時のもののようです。コメントに多く書かれているように、口パクなしの地声で歌っているせいで、高い部分が全く出ていないんですが、この映像もすごく魅力的です。何の何処に惹きつけられるかは人それぞれですが、やっぱり何か本質のようなものが見えるものになんじゃないでしょうか? TAKUYAのギターはニューウェーヴだと思います。
あと勝手な想像ですが、椎名林檎とかの音がどうしてもつまらなく感じるのは93年以降くらいの洋楽ロックを参考にしているからなのかな。上の動画の曲は明らかに70年代のハードロックを参考に、80年代半ばから91年くらいまでのメタル、特にLAメタルを最先端の音楽として聴いてきたんだと思います。自分の感覚からすると、それを下地にして何か良いものが作れる気が全然しないけど、動画のような曲ができることもあるんですね。93年以降のは多分まだまだ日本人にはカッコよくモノにできない代物なんだと思います。ソニック・ユースの解釈にしても日本人よりむしろ中国のCarsick Carsのほうがいい味出せてます。日本人はファッションから入りすぎているせいで本質を見逃しているのかもしれません。